コーヒー豆紹介 29. パプアニューギニア シグリ農園
2026年3月21日
今回ご紹介するコーヒー豆は、パプアニューギニア シグリ農園です。
・パプアニューギニアのコーヒー栽培
パプアニューギニアは、インドネシアの最東端の島ニューギニア島の東半分に位置します。赤道のすぐ南側にあり、まさに常夏の島です。パプアニューギニアのコーヒー栽培は1920年代後半ジャマイカからブルーマウンテンの苗木が持ち込まれたことから始まります。1926年ティピカ種の一つであるブルーマウンテン種を栽培する18の農園が設立され、1928年には本格化。第二次大戦を経て1950年代には島全体へのコーヒー栽培を広げるためのインフラ整備も進みました。現在では、アルーシャ種、ブルボン種、ティピカ種が主に栽培され、一部農園ではゲイシャ種の栽培も行われ始めています。
・有数の大規模農園シグリ農園
シグリ農園の開拓もこのころにさかのぼります。マウントハーゲン地区ワギ・バレーに大規模農園として展開されるシグリ農園は、パプアニューギニアでももっとも有名な農園の一つであり、その深い翠色のティピカ種の豆は、シグリの翡翠と呼ばれ宝石にもたとえられます。海抜1,600mの標高、清涼な気候、十分な降水量、豊かな土壌、「1日で1年の気候を繰り返す」と言われる気象の変化など、コーヒーの生育には理想的な環境です。シグリのおいしさはその様な気候風土に負っていることは言うまでもありません。
・シグリの翡翠ができる工程
それに加えて、完熟チェリーを手摘み、通常より1日多い4日間をかけた手洗発酵工程、たっぷり10日間をかけた天日乾燥、完成豆の二度にわたる卓上手選別などにより、シグリの翡翠に似た蒼色と、最高級の風味、品格が出来上がるのです。ジャマイカやよりも高い標高1600mで栽培されたティピカ種は、香りが高く力強い味わいです。他のティピカ種の産地と比べても標高が高いとことろでの栽培のため硬質な豆となります。そのため、中煎りよりは中深煎りの方がバランス良いコクのある味わいになります。
