ジャマイカ ブルーマウンテン。この名前を聞いて「コーヒーの王様」と思い浮かぶ方は古くからのコーヒーファンに違いありません
・ブルーマウンテンとは
ブルーマウンテンは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の内側にあるブルーマウンテンエリアと呼ばれる「指定エリア」の特定高地(標高800〜1200m)で栽培される最高級のコーヒー豆のことで「コーヒーの王様」と呼ばれています。等級はNo.1が最高グレードでNo.2、No.3と続きます。ブルーマウンテンエリアは、険しい斜面に覆われており水はけがよいの地質で、昼夜の寒暖差が激しく、さらにカリブ海からの湿った空気が山肌にあたり、午後になると「ブルーマウンテン・ミスト」と呼ばれる深い霧が発生します。この霧は強烈な日差しを遮り、乾燥を防ぐ役割を果たします。こうした自然環境が、コーヒーの実のゆっくりとした成長を促し、きわめて高い標高ではないにもかかわらず、良質なコーヒー豆を産み出しています。
また、生産地の限定、険しい斜面での栽培による手間(手作業)、ジャマイカ政府による厳格な品質管理と生産量制限、そして木樽での輸送など、希少性と手間暇をかけたブランド化が行われており。供給量が極端に少なく品質が保証されるため、高級品として扱われています。

・ブルーマウンテンの起源
1728年、イギリス人提督ニコラス・ローズ卿により、フランス領マルティニーク島から持ち込まれたティピカ種のコーヒーノキの苗が栽培の起源で、ジャマイカで最初に植えられたのがブルーマウンテンエリアにあるテンプル・ホールの所有地だったといわれています。その後、18世紀末から19世紀初頭のハイチ革命による難民が持ち込んだ栽培及び精製技術が広く伝播され、ジャマイカのコーヒー産業を形作っていきます。しかし、その後の奴隷解放運動や大恐慌に端を発した混乱などでコーヒー産業は一時期衰退します。しかしその後、1943年イギリス人農業研究家のA.J.ウェイクフィールドがコーヒー産業復興計画を立て、1948年にはコーヒー産業公社(CIB: Coffee Industry Board)が設立され、厳格な品質管理、格付け、輸出振興、産業育成が行われるようになり、今日に至るブルーマウンテンのブランドの確立と維持が行われるようになりました。
・ブルーマウンテンの味の特徴
ブルーマウンテンは、「香り、味(苦味、酸味、甘味)、コクが絶妙な割合で柔らかく絡み合った、くせのない、まさに“黄金バランス”の味わい」(ジャマイカコーヒー輸入協議会)となっています。昭和の時代、多くのコーヒーやコーヒー豆が国名や地方名だけで表示され、飲んでみないと味わいがわからない。あるいは、同じ国名のコーヒーでもお店ごとで味わいが大きく異なることが普通でした。そんな時、ジャマイカのブルーマウンテンエリアだけで栽培される、ブルーマウンテンティピカだけでウォッシュド精製されたブルーマウンテンは、品質と味を保証される数少ないコーヒーだったのです
。
・ジャマイカのコーヒー格付けと等級
ジャマイカで栽培されるコーヒーは、3つの名称のいずれかがつけられています。
・ブルーマウンテン
ブルーマウンテンエリアで栽培され、ライセンスを受けた事業者が精製、加工したものです。
次の格付けがあります。
- No.1(ナンバーワン):
- 特徴: 最高等級。大粒で品質が極めて高い。
- スクリーンサイズ: 17〜18(約6.75mm〜7.15mm)。
- 欠点豆混入率: 3%未満/300g。
- No.2(ナンバーツー):
- 特徴: No.1に次ぐ品質。
- スクリーンサイズ: 16〜17(約6.35mm〜6.75mm)。
- 欠点豆混入率: 3%未満/300g。
- No.3(ナンバースリー):
- 特徴: No.2に次ぐ品質。
- スクリーンサイズ: 15〜16(約5.96mm〜6.35mm)。
- 欠点豆混入率: 3%未満/300g。
- ピーベリー(Peaberry):
- 特徴: 丸豆(ピーベリー)だけを集めた特別な等級。
- セレクト/トリエイジ:
- スクリーンサイズ: 15〜18。
- 欠点豆混入率: 5%未満/300g。
・ハイマウンテン
ブルーマウンテン以外の地区で標高1,000〜1,200mの地域(ハイマウンテンエリアといいます)で栽培されたものです。
・プライムウォッシュド
それ以外の場所で栽培されたものです。
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参考:https://coffee-notebook.com/grade-coffee-beans-by-country
:キーコーヒー ブルーマウンテンコーヒーとは?
:ジャマイカコーヒー輸入協議会
