コーヒー豆紹介 13. インドネシア マンデリン アチェ アルールバダ
2026年2月2日
今回ご紹介するのは、インドネシアスマトラ島アチェ州で生産されるマンデリン アルールバダです。
マンデリンは、インドネシアスマトラ島北部のアチェ州・北スマトラ州で採れたアラビカコーヒーだけにつけることが許されている特定名称です。
・スマトラ式精製方式
スマトラ式と呼ばれる精製方式によりコーヒー豆が生産されています。このスマトラ式というのは、雨の多いインドネシアのスマトラ島特有のコーヒー精製法で、湿度の高い気候に対応するため、果肉を除去したミューしれーじがついた状態で一次乾燥を行います。パルプドナチュラルとの違いは通常より高い水分量(30〜35%)の状態で脱穀し、その後二次乾燥を行うことです。脱殻後に感想を行うという他にはない「半水洗式」の一種となります。
・アチェ・マンデリン
アチェ・マンデリンは、インドネシアのスマトラ島最北端アチェ州で生産される、高品質なアラビカコーヒー豆です。深いコクとカラメルのような苦味、スパイシーさやアーシー(大地のような)な香りが特徴で、独特の甘い余韻を楽しめる深煎り向きのスペシャルティコーヒーとして人気です。
エチオピア・モカ、ケニアなどと並び、産地独特のテロワールを色濃く醸し出す、アチェ特別自治州で作り出されるアチェ・マンデリンは、その品質の高さと、フレーバーの複雑さで世界のスペシャルティコーヒー愛好家の注目の的となっています。
特に、タケンゴンやウェー・イラン地区(標高1,400〜1,600m)で栽培される豆は、洗練されたクリーンな味わいと、爽やかな酸味が高く評価されています。
一般的に焙煎度合いは、中深煎りから深煎りで焙煎されることが多く、苦みと甘みを楽しむことが多いといわれています。
・アルールバタの特徴
このアルール・バダはアチェ特州の中でも、もっとも標高の高いタケンゴン地区の1500〜1600mに位置します。
アルールバタで用いられるコーヒーの木は「ティムティム」と「アテン」という栽培品種です。樹齢10年前後が多く、樹木に力がみなぎっていることが、品質テストでも感じることができるほど豊かなフレーバーを醸し出します。地区の1〜2ha程度の小農家の取り組み、標高、土壌、そのすべての環境(マイクロクライメット)が、フルーツのような柑橘系の酸味、スムースな口当たり、そして独特のエキゾチックアーシーをもたらします。収穫されたコーヒーは農家が信頼関係によって結ばれたコレクターに渡され、ほかの地域と混ぜないように精選工場へ運ばれます。
その後、メダン市にある専用の特別工場にて、比重選別、スクリーン選別を行い、さらに最終工程はハンドピックを施してこのスペシャルロットが作り上げられています。 アチェ(Aceh)の言葉の由来は、スマトラ島最北部で交易の拠点でもあった事からAsia、China、Europe、Hinduといった様々な地域・文化を表す言葉の頭文字を表していると言い伝えられています。この言葉どおり、コーヒーの風味特性も明るい酸をベースに個性的で様々な風味を有したコンプレックスなフレーバーを兼ね備えています。

